大正15年創業 広島の老舗プレス金型メーカー

株式会社イワサキ

会社案内

株式会社イワサキについて

本社

住所 広島県広島市南区旭1丁目17-7 (Google MAP

tel: 082-251-5101
fax: 082-255-9207

北広島工場

住所 広島県山県郡北広島町川東字久保1600 (Google MAP

tel: 0826-72-2188
fax: 0826-72-2080

創業年 大正15年
資本金 3,900万円
事業内容 自動車向けプレス金型の設計・製作 / 産業機械設備の開発・設計・製作
取引会社 自動車メーカー 及び 自動車関連メーカー
関連会社 Iwasaki Asia Thailand.Co.,Ltd

経営理念

私達は「志」をいだき、常に誠実であり、衆知を集め、互いに助け合う、人財企業を目指します。

「志」5箇条

一、素直・感謝・反省・謙虚の四つの基本姿勢を重視する。

一、顧客の要望と社会の変化に絶えず対応・改善し、お客様に安心と満足を提供する。

一、会社と社員の豊かな生活を実現するために、仕事を好きになり、一度しかない人生を愛する。

一、未来志向の明るく楽しい企業を目指すために、常に技術革新と積極的なチャレンジを心がける。

一、お客様と地域社会に必要とされ、貢献する企業であり続けるために、業績向上に全力を尽くす。

大正から平成、そして次世代へ

モノづくり4代

代表取締役社長 岩崎俊之

株式会社イワサキの歴史は大正15年にさかのぼります。
初代創業者の岩崎亀之助が味付海苔のブリキ缶を作る岩崎製缶を設立いたしました。
2代目の為美も設立当初より、一緒に仕事を手伝い始めております。

もともと、亀之助は、呉の海軍工廠で大砲の弾を作るために、イギリスにも技術研修に行ったほどの技術屋で、大変厳格な人だった事を聞かされております。 イワサキの現在は、そこが原点となり、モノづくりの息吹が今日に至っております。

3代目の昭雄は昭和ひと桁に生まれております。
ちょうど、世の中は官史(役人・国家公務員)の減俸が実施されたほどの不況の最中で、民間企業では、給料が半分に減給されたり、出社に及ばずと通達を受けるものが続出していました。
その当時は、まだ会社も10年未満であり、不況の世の中で岩崎製缶をやり続けるのは、大変だったと思われます。

その後、岩崎製缶も太平洋戦争の余波を受け、工場の機械を全て軍へ供給する事となりました。
工場の中は、空っぽになり缶を作りたくても作れない状態になりました。
為美の落胆する姿を目のあたりにして、昭雄は岩崎製缶を再建しようと心に誓ったそうです。

昭雄は学校を卒業と同時に、家業を助けるために、金型の会社に入社しております。
製缶というのは、金型を調達するのが一番大変で、会社も広島に数軒しか無かったとのことです。

その会社に7年間勤めた後、岩崎製缶に戻り、鉄工部門として岩崎製作所を設立しました。
会社がスタートをしてまもなく三菱の工作機械の部品加工と金型作りを平行して昭和39年まで続けております。
戦後、食べるのが精一杯なときもありましたが、誰もが夢を持ち前向きに生きようとしていた時代でもあります。

当時の金型製作は、徹夜作業になる事も多く、作業の騒音で近所に迷惑をかけてしまう事も少なくありませんでした。
現本社の位置する旭町は住宅地であったため、早急に工場を移転する必要性が出てきました。
その後、千代田町(北広島町)に工場を移転する事となります。
30年代の後半からは景気の影響で受注が落込んだ時期もあり、その頃から北広島工場を建てた頃までが一番苦しい時代、転換期だったとの事です。

そのような時代背景の中で、昭和36年ごろから少しずつ手がけていた自動車の金型作りがマツダ様の伸びと共に本格的に拡大してまいりました。
日本は高度成長期に突入し、自動車の大量生産も本格化してきた時代です。
工場を移転したくらいからのタイミングなので、運にも恵まれていたともいえます。
その頃から本格的に仕事を金型にシフトし始めております。

小職が生まれましたのも、丁度その時期で 東京オリンピックや大阪万博などが開催された頃の時代です。
小職が学校を卒業するくらいの時には、金型作りの品質要求が年々厳しくなるとともにCAD/CAMによるデータ化の時代に突入し始めておりました。
将来の、CAD/CAM時代の到来に備え、昭雄からの要請のもと関東のコンピュータメーカーで5年間程、修行をさせて頂きました。
平成6年に株式会社イワサキに入社し、各現場で経験を積ませて頂き、平成15年に小職で4代目の代表取締役就任に至っております。

日本の近代の過去から現在を振り返りますと、戦後の廃墟から世界トップクラスの経済成長を果たしております。
資源の恵まれない日本が、ここまで成長できましたのも、強いモノづくり産業が牽引してきたといっても過言でもありません。
日本は高度経済成長を果たしたあと、90年代のバブル崩壊などで、幾多の浮き沈みもありましたが、再び日本の強いモノづくり産業に脚光が当り始めました。

21世紀に突入し、これから未来に求められる課題は、間違いなく地球に優しいエコ環境作りでしょう。 新興国家のBRICsの台頭で大量消費時代の到来も予測されます。
そのためには、限りある資源を有効活用しながら、新時代に対応する新技術開発は必要不可欠な要素となります。
国内では多品種少量生産が主流になっておりますが、今後は新興国においても多様化の波が予想されると同時に、EV化や自動運転技術化などの世界的なニーズへの対応も求められます。
いずれにしましてもモノづくりの多様化にも金型が必要不可欠な存在であることは言うまでもございません。

そのような時代が予測される中で、弊社ではお客様の多様なニーズにいち早い対応を心がけ、市場にいつも必要な存在でありたいと願っております。
これからのイワサキも未来へ向かって、品質・環境方針を掲げ、いつも果敢にチャレンジする「モノづくり(志)4代目集団」でありたいと心掛けてまいります。
その為には、全社員で夢を共有し、お客様、社員、会社、社会がいつも豊かで在れる様に、ひとつひとつのご縁を大切にしながら、努力していきたいと考えております。

最後になりますが、これまでお世話になりました皆様方のご愛顧ご厚情に心より感謝申し上げますとともに、今後ともいっそうのお引き立てを宜しくお願い申し上げます。
末筆ながら、皆様の今後ますますのご健勝をお祈り申し上げまして、まずは略儀ながら御礼申し上げます。


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技術力
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